博士課程4年添田遼優秀賞受賞
投稿日:2025年11月10日
令和7年11月1日、2日、第8回日本がん・リンパ浮腫理学療法学会学術大会において、リハビリテーション医学教室の博士課程4年添田遼が優秀賞を受賞した。
受賞演題名は「緩和ケア病棟がん患者におけるADL低下抑制へのリハビリテーション時間の寄与―死亡等による欠測を補完した感度解析との比較―」である。本研究では、緩和ケア病棟入院後のリハビリテーション治療時間が、がん患者の日常生活動作低下の抑制と関連することを示した。死亡や退院により生じやすい欠測については、統計学的に補完し、感度分析で結果の頑健性を確認しました。さらに、経時的な時系列データを多変量解析で評価し、リハビリテーション治療時間の影響の大きさを推定しました。エビデンスが限られる緩和ケア病棟におけるリハビリテーションについて、経時データを用い、欠測を適切に扱って解析した点が評価されました。
演題名
緩和ケア病棟がん患者におけるADL低下抑制へのリハビリテーション時間の寄与―死亡等による欠測を補完した感度解析との比較―
発表者
添⽥遼, 川上途⾏, 長島健吾, 富樫慎太郎、⼭⼝愛, 辻哲也



