FIM 機能的自立度評価法
1.はじめに
Functional Independence Measure(FIM)は、身の回りの必要最低限な活動(ADL: Activity of Daily Living)の評価尺度です。
2.FIMの特徴
- ADLをどの程度自分でしてどのくらい介助に手がかかるのかを簡単に評価するツールです。
- 自宅や病棟などでの「しているADL」を、18項目各7点満点で合計18~126点で評価します。
- 実際の動作に関する13の項目(運動項目)に加え、認知面を評価する5つの項目(認知項目)が含まれます。
- 評価の対象になる病気や障害は選びませんが、7歳以上が対象です。
- 医療従事者以外でも、評価することが可能です。
3.FIMの教科書・教育
①教科書
FIM version 3.0の導入書として、『 脳卒中の機能評価-SIASとFIM[基礎編] 』『 脳卒中の機能評価-SIASとFIM[応用]』(金原出版)が上梓されております。
②教育
FIM version 3.0を正しく採点するために、慶應義塾大学リハビリテーション医学教室では毎年11月にADL評価法講習会としてオンライン講習会を行っております。だいたい9月頃にお受付をいたします。受付開始をいたしましたら改めてご案内いたします。
また、当教室以外でも講習会は行われておりますので、こちら(http://fim.sakura.ne.jp )をご参照ください。
採点に関するFAQもありますのでご活用ください。