Q&A

ここではよくあるご質問にお答えします。
3〜7人程度で、年度によってばらつきがあります。男女比はほぼ1:1ですが、女性医師は半数以上いらっしゃいます。
最近5年間(2019年度現在)では入局者数のうち、慶應卒業生:他大学卒業生の比率は1:3と、むしろ割合としては少ないです。北海道から鹿児島まで様々な大学から色々な価値観を持った医師が集まり、多様性のある医局を構成しています。
各学年におおよそ一人はいます。出身も循環器内科・神経内科・脳神経外科など様々です。
お給料は他科の同期の先生と比べても全く遜色ありません。出産・子育てに対し医局が全面的にサポートいたします。
当教室では後期研修医の研修病院で最も大学病院から遠い施設でも東京都の村山医療センターです。他科ですとそのようなこともあるかもしれませんが、リハ科では(ご希望次第ですが)東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県の病院に配属されます。関連病院の項を御覧ください。
これもよくある勘違いです。他科ですとそのようなこともあるかもしれませんが、当科にドレスコードはありません。ただ、リハ科医は患者さんの下肢を診察するのによくしゃがむため、長い白衣は床につきやすいので、ジャケットタイプの白衣orスクラブの方がベターではあります。
大きな誤解です。リハ科医は内科含め全科の知識を備え行動に介入する医師で、究極のGeneralistかつ活動のSpecialistです。当医局が輩出するような本物のリハ科医の仕事に接したことがない方の発言だと思いますが、現在もリハビリテーション医学講座がない大学が少なくなく、学生・研修医の間でもリハに触れられなかったDrが多い為、無知による誤解が今もとけていないことがあります。
慶應リハはまさにそのような方にうってつけです。リハ医学の対象は頭から爪先まで、細胞から行動まで全てを対象としますので、これをやってはいけないということはありません。ロボット工学をはじめとする最先端の研究と日常診療の垣根が低く、学際的交流がごく当たり前に存在するのがリハ医学の側面でもあります。そして豊富な指導者と他科教室、理工学部や他大学との連携のハードルの低さが当教室の特徴の一つです。HANDS、BMIのみならず、宇宙医学、脊損マウスへの神経幹細胞の応用、半側空間無視へのプリズム療法の開発、リハ診療へのAIの適用など、我々は様々な分野で研究を繰り広げています。後期研修医という枠にとらわれることなく、やりたいことをどんどんやっていける環境です。
専門医資格の取得には学会発表が必要になりますのである程度研究は行う必要がありますが、minimumにすることも可能です。多様な将来像に合わせて皆様をback upします。
基本的には回復期リハビリテーション病院での夜間の急変対応になります。夜間のcallはあまりないですが、ごく稀にCPAなども発生します。ですが、研修医の間に救急外来をしっかり経験していれば難なくこなせることが殆どです。
リハ外来(ボトックス注射をすることもあります)、装具外来、筋電図、嚥下造影・嚥下内視鏡、回復期病棟のコンサルテーション(リハ科医のいない回復期に出向いてコメディカル・ドクターの悩みを解決します。)、療養病床のコンサルテーション(同様です)などを行います。1年目の間は比較的難易度の低いリハ外来を行うことが多いです。いつでも上の先生に電話でコンサルできますので、1年目でも心配することはありません。
当教室でレジデンシーを終了し、専門医となった後は、関連病院の診療スタッフとして活躍したり、あるいは同窓会員となって、全国の大学スタッフとしてリーダーシップを発揮し、臨床の第一線で活躍し、広く社会に貢献することもできます。旭川医大、東北大学、防衛医大、東海大学、杏林大学、北里大学、日本医大、順天堂大学、藤田保健衛生大学、関西医大、兵庫医大、川崎医大、産業医大で教室出身者が教授、 准教授として活躍しています。また、開業し地域で活躍されている先生もいらっしゃいます。いまや、リハ専門医は地域のプライマリケアに不可欠な人材としても引く手は数多です。
リハビリの勉強はリハ科医になってから十分できますので、学生の間は学生という身分に縛られず、医療以外にも様々な分野を経験されるのが良いと思います。企業でのインターンや、海外留学、起業されるのも良いでしょう。研修医になってからは、とにかく他の科を回ることです。というのも、リハ科はほぼすべての科とタッグを組みますので、その科をディープにローテートした経験というのは後々とても活きてきます。これができるのは研修医の時だけで、素晴らしいチャンスですので、偏見なく様々な科を回ってみて下さい。
やはり百聞は一見に如かずです。回復期病院・急性期病院・大学病院含め、いつでも見学は承っております。keiorehab@gmail.comまでご連絡、お待ちしております。
お値段も格式もハードルが高くないものは正直多くはありません。教科書以外の選択肢だと、物語で縦書きのものを当医局の川上が出版しております。『ナースコール! こちら蓮田市リハビリテーション病院 ポプラ文庫』でご検索下さい。Kindle版もあります。ハンカチをご用意の上お読み下さい。