脳卒中慢性期のリハビリテーションのため、当院に入院・通院された患者さんのリハビリテーション実施記録を用いた 医学系研究に対するご協力のお願い

研究責任者 所属 リハビリテーション医学 職名 講師 氏名 村岡 香織
実務責任者 所属 リハビリテーション医学 職名 講師 氏名 村岡 香織
連絡先電話番号 03-5363-3833

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院された患者さんの情報を用いた下記の医学系研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を「8 お問い合わせ」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。

1 対象となる方

西暦2013年2月1日より2018年1月31日までの間に、リハビリテーション科にて慢性期脳卒中のリハビリテーション治療のため入院・通院し、リハビリテーションを受けた方

2 研究課題名

承認番号 20180023
研究課題名 リハビリテーション介入記録の構造化にむけた、基礎的研究

3 研究実施機関

慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室

4 本研究の意義、目的、方法

 【意義・目的】
エビデンスに基づいた治療を確立していく上で、介入やその効果を定量的に示し、統計的に分析できるようにすることは重要です。しかし、リハビリテーション介入については、薬剤や運動療法など強さや量を数字で示しやすいものと異なり、その内容を定量的に示すことが困難でした。そこで今回、リハビリテーション介入を標準化して記載し、定量的な分析が可能になるよう構造化することを目指した基礎的研究を行っています。この基礎的研究で得られた知見は、リハビリテーション介入とアウトカム(結果)を検討する別の研究に利用される可能性があります。
【方法】
 過去の当院でのリハビリテーションの実施記録を、質的に分析します。すなわち、毎回のリハビリ毎に記載しているリハビリ実施記録をカルテから書き出したものをデータとして、共通する記載項目や構造を分析していきます。

5 協力をお願いする内容

対象となる患者さんの基本情報および麻痺の程度、痙縮の程度、およびリハビリテーション科に入院された際のリハビリテーションの記録をカルテより収集します。

6 本研究の実施期間

西暦2018年4月27日〜2023年3月31日

7 プライバシーの保護について

  1. 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名および患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
  2. 本研究で取り扱う患者さんの情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。
  3. 患者さんの個人情報と、匿名化した情報を結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。
  4. なお連結情報は当院内のみで管理し、他の共同研究機関等には一切公開いたしません。

8 お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、情報の利用の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。

慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室 村岡 香織
電話番号 03-5363-3833(リハビリテーション医学教室 ダイアルイン)