生体部分肝移植前後の運動機能と呼吸機能、 ADL 動作に関わる検討への研究に対するご協力のお願い

研究責任者  所属 リハビリテーション医学教室 職名 教授 氏名 里宇明元
実務責任者  所属 リハビリテーション医学教室 職名 助教 氏名 川上途行
連絡先電話番号 03-5363-3833

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、実務責任者 川上途行までご連絡をお願いします。

1 研究目的

生体部分肝移植の手術前後では、筋力・体力が低下しやすく、改善に時間がかかると言われていますが、特にどの部分がどの程度変化するかは明らかになっていません。そこで、生体部分肝移植術前後の運動機能や日常生活動作の変化を把握して、より効果的なリハビリテーション内容を検討することが本研究の目的です。

2 研究協力の任意性と撤回の自由

もし、ご自分のデータを使わないで欲しいという方は、その旨をお申し出ください。
ご協力いただかなくても、診療上の不利益を受けることはございません。いったんご協力に同意いただいても、途中から撤回することは可能です。ただし、撤回の時期が結果の公表後のような場合には、撤回の効力は実質上ございませんので、ご了承下さい。

3 研究方法・研究協力事項

本研究では、通常の診療で行った評価やリハビリの内容について、後日カルテからデータを集め、解析させていただきます。

4 研究協力者にもたらされる利益および不利益

通常の診療、検査を行った上でのデータを用いますので、患者さんには特に利益や不利益を生じるものではございません。

5 個人情報の保護

提供していただいた検査結果などの診療情報、慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室において、限られたスタッフのみがパスワードでロックされたパソコンで解析し、保管します。データの保管されたパソコンは、鍵のかかったロッカーに保管し、厳密に保存します。データ管理においては、個人情報を用いませんので、個人が特定されることはございません。

6 協力者への結果の開示

あなたやあなたのご家族の御希望があれば、この研究の計画についてわかりやすく説明いたしますので、実施責任者に口頭にてお申し出ください。

7 研究成果の公表

専門学会などで発表させていただきます。全体のデータを解析したものを発表致しますので、個人が特定されることはございません。研究終了後2年以内に医学雑誌などに学術目的のために公表する予定です。

8 研究から生じる知的財産権の帰属

この研究を通じて知的財産権が生じる可能性がありますが、それらは研究協力者には帰属しません。

9 費用負担に関する事項

この研究に必要な検査はすべて通常の保険診療範囲で行われますので、協力していただくことによって追加的な費用負担はございません。

10 問い合わせ先

【実務責任者】川上 途行  慶應義塾大学病院 リハビリテーション科
〒160-0016  東京都新宿区信濃町 35
連絡先: TEL : 03-5363-3833 (リハビリテーション科直通)
FAX: 03-3225-6014