研究責任者
所属 リハビリテーション医学教室 職名 専任講師 氏名 石川 愛子
実務責任者
所属 リハビリテーション医学教室 職名 専任講師 氏名 石川 愛子
連絡先電話番号 03-5363-3833
このたび当院では、上記のご病気で入院・通院された患者さんの診療情報を用いた下記の医学系研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実施しますので、ご協力をお願いいたします。
この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。
本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を「8 お問い合わせ」に示しました連絡先までお申し出下さいますようお願いいたします。
1.対象となる方
西暦2012年5月1日より2019年4月30日までの間に、婦人科にて子宮体癌の治療のため入院し根治術を施行し、退院後に当院へ通院し、診療を受けた方が対象となります。ただし、術後1年以内に再発の診断を受けた方、他の重複した癌治療を受けた方は対象となりません。
2.研究課題名
承認番号 20200237
研究課題名 子宮体癌に対する根治術後の骨格筋量の変化、変化に及ぼす影響因子についての検討
3.研究実施機関
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室・産婦人科学教室
4.本研究の意義、目的、方法
本邦において、子宮体癌の罹患率は年々増加傾向です。一方で、がん治療の進歩に伴い、5年生存率も向上し、がん治療終了後も社会の中で生活をするがんサバイバーの数も年々増加しています。がん治療過程において、骨格筋量低下や、身体活動性が低下することが確認されています。婦人科癌患者さんに関しては、他のがんに比較し活動性が低く経過すると報告されています。また近年、がん患者さんの骨格筋量に関して、乳がん、消化器がんや呼吸器がんに関しては、健康寿命や生命予後、術後再発に関連する重要な因子の1つとして報告されています。しかし、子宮体癌患者さんの治療過程における骨格筋の経時的な変化に関する報告は少ないのが現状です。
本研究の目的は、子宮体癌患者さんの診断時、根治術以降、経時的に測定した腹部CT画像から骨格筋量の調査を行います。また、治療経過における骨格筋量の変化に対する影響因子を検討します。この研究を行うことで、子宮体癌患者さんの治療過程において、日常生活や生活の質を高める為に必要となるケアやサポートに有益な知見が得られると考えております。
本研究の目的は、婦人科がん術後の続発性下肢リンパ浮腫に対する外来での複合的治療の効果について、より個人差を考慮した分析を行うことで、その治療経過のパターンを明らかにすることです。更に、それぞれの患者様がどの様な経過を辿るかを予測する為の因子を検討します。この研究を行うことで、婦人科がん術後の続発性下肢リンパ浮腫の患者様に対し、より適切な複合的治療を行う為の知見が得られると考えております。
5.協力をお願いする内容
診療基本情報に加えて、腹部CT画像の情報を電子カルテ上から収集し、解析をさせて頂きます。また、研究成果は、一個人の情報が特定できないよう厳重に管理した上で、学会発表や学術雑誌などで公表させていただくことがあります。
6.本研究の実施期間
研究実施許可日〜2025年 3月 31日(予定)
7.プライバシーの保護について
- 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名および患者番号のみです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
- 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものか一切わからない形で使用します。
- 患者さんの個人情報と、匿名化したデータを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。
- なお連結情報は当院内のみで管理し、一切外部への公開は致しません。
8.お問い合わせ
本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、診療情報の利用の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場合も下記へ電話またはFAXでの連絡をお願いいたします。
担当:石川 愛子
所属:慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
連絡先:東京都新宿区信濃町35 TEL:03-5363-3833 FAX:03-3225-6014
対応可能な時間帯:月曜日~金曜日、9:00~17:00